アメリカではSIMロック解除で提供されているiPadだが、
日本国内でSIMロックされていることに不満を漏らしている人も多い
(?一部の報道によるとそうらしい)ようだが、
日本国内の電波関連の法律を考えると、SIMロック解除で提供するのは難しい。
※私の知識が間違っている可能性はある。専門家ではないから。そもそも、携帯事業者がその機器が、自分の局との通信で不正な電波を出さないことを
証明しなければならない。
SIMロック解除するためには、通信する可能性のあるすべての通信事業者が協力して試験する必要がある。
(通信事業者ごとに周波数が違う上に、海外の局でしか使われない
「日本国内では発信してはいけない」周波数発信機能もあるため、)
つまり、NTT DOCOMOは、協力依頼がなかった時点で、SIMロックされて提供されることは知っていたはずで、
SIM提供はただのデモンストレーション用のモーションということになる。
仮に、ソフトバンクが、自分の周波数帯で免許を包括申請している機器を
ユーザーがDOCOMOのSIMを挿してDOCOMOの周波数を出した時点で電波法違反になる。
このような状態で機器を販売することはできないので、当然、「しかるべき予防策」として、
ソフトバンクはSIMロックする必要がある。
現在の日本国内の法律で、SIMロック解除の機器を販売するのは非常に難しいのだ。
携帯のSIMロック解除の議論が行われているが、電波法申請の事業体が協力し合わないと成り立たない。
本当に、各社、協力できるのだろうか?
免許登録料を負担させられて、顧客を持っていかれるのでは、通信事業者もたまったものではない。
そこをなんとかしないと、どうにもならないのではないだろうか?
そうそう、海外のSIMロック解除されたiPADを買ってきてDOCOMOのSIMを挿して使うと、
電波法違反になる。
また、そもそも、DOCOMOのSIMがiPADに刺さって機能するという保証もない。
(一般のソフトバンク用のSIMは、iPhoneに挿しても機能しない。専用のSIMが必要になっている。)
まぁ、ゲートウェイの仕様が合わなければWebページを見たりもできないし、意味ないんだけどね。
私は、HP スレートを待っているので、iPADには興味がない。
標準アプリケーションの操作性も統一されていなくて使いにくいらしいしね。
とはいえ、別の見方を知れば、こういった、「パーソナルコンピュータ機器」の登場は
必然であったと言える。
Googleも挑戦しているが、今、世界中で要求されているのは、
コンピュータウィルスやマルウェアやフィッシング詐欺に対する特別な予防知識がなくても使える、
本当の意味での「パーソナルコンピュータ」だ。
一つの回答としては、
「安全なソフトウェア提供元からしかソフトウェアをインストールできない」
ということになるので、『AppStore』は一つの解ではある。
しかし、検閲が厳しい上に基準が不明確では企業の参入は難しい。
このままでは、アプリは増えても市場はしぼむ一方だ。
iPADは優れたあて馬で終わるだろう。
最近は、iPhoneより、アンドロイド携帯の市場が拡大しつつある。
私は、両者とも嫌いなので、ぜひともMicrosoftに頑張ってほしいが、
「Kin」は評判が悪い。
今は、まさに過渡期だね。
スポンサーサイト
- 2010/05/12(水) 12:54:13|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0