この記事を開始して、なぜ、私がMovableTypeを嫌ったのかを思い出した。
私は、基本的に、管理用のPerlスクリプトを公開したくなかったのだ。
しかし、MovableTypeは、ブログにコメントを許可しようとするだけで、
すべてのスクリプトを公開しなければならなくなってしまうのだ。
一般的に、”/mt/”というフォルダがあれば、MovableTypeを使っているとわかってしまう。
もしも、場所を変えたとしても、コメントを書こうとしてみるだけでスクリプトの場所がばれてしまう。
つまり、MovableTypeを使うということは、”Six Apart社”の技術力とPerlの安全性を
全面的に信頼することになってしまう。
私は、これを嫌ったのだ。
コメントの入力をログイン制にしたければ、個人情報を持つことになる。
安全性の確認は個人レベルでは無理だ。
・・・個人的に、私の勤めている会社がMovableTypeを使ってホームページを作りたい
と言ったら、標準の機能をかなり絞り込んでスクリプトを公開しなければいけない機能を
公開Webに利用しないという確約をとるだろう。
そうしなければ、安心できない。
私が、心配性なのだと言ってしまえばそれまでのことだ。
しかし、これは、実は重要なことなのではないかと思っている。
もう一つ、使えないと思った理由がある。
メールの送信機能の問題だ。
メールを送信できるようにするためには、「Mail::Sendmail」というPerlのライブラリかSendmailの実行ファイルが必要になる。
それだけなら入れればいいのだが、「Mail::Sendmail」を利用した場合、SMTPサーバの認証ができない。
これは致命的だと思う。
どっかに転がっているかもしれない、認証SMTP用のプラグインを拾ってくるという手もあるのかもしれないが、
セキュリティやスパムメールが社会問題化している昨今、致命的にイケてない仕様なのは決定的だ。
あー、このシリーズを続けるかどうか、迷ってきた。
Perlライブラリの登録以外、
movabletype.jpのインストールの説明でほとんどの人は十分なんだよねぇ。
スポンサーサイト
- 2010/04/25(日) 14:14:01|
- DNNを使いましょう
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0