「ハイパフォーマンスなPCを作りたい。」と考える人は結構多いが、
今売れ筋の技術は本当に買いなのか?考えてみたい。
今の売れ筋は
Intel Core i7(LGA1156)
DDR3 デュアルチャンネル
H55(or P55) チップセット
USB3.0
SATA3(6G)
といったところだ。
しかし、この組み合わせには大きな落とし穴がある。
ネックはLGA1156+55チップセットだ。
この組み合わせには、実質、使えるPCI Expressインターフェースが4レーンしかない。
「16レーンはあるはずじゃないか!!」という意見もあるかもしれない。
しかし、16レーンはグラフィック用なので、グラフィックパフォーマンスを犠牲にして
拡張することになる。
たとえば、USB3.0やSATA3はPCIe 1レーンでは完全なパフォーマンスが出ない。
どうしてもということだと、16レーンをx8+x8に分けて一方をグラフィック、
一方をI/Oに回すことになってしまう。
実際、
GA-P55A-UD5(GIGABYTE TECHNOLOGY)では、その手法を用いている。
それでは、次のチップセットが出るまで待たなければいけないのか?
いや、正解は、次のCPUが出るまで待たなければいけないの間違いだろう。
チップセットは、CPUの性能を反映する。
現在のCPU (LGA1156)にその性能がないのだ。
解決策はある。
正攻法は一つしかないだろう。
そう、LGA1366を使うのだ。
X58チップセットの36レーンのPCI Expressを使えば、問題は解決だ!!
しかし、高くつくことは覚悟しなければいけない。
でも、もうひとつ、覚悟すべきことがある。
周辺機器(HDD含む)の問題だ。
SATA3に関して言えば、HDDのSATA3(6G)対応は、ほとんど効果がない。
ハードディスクの回転数が15000回転にでもならなければ、
転送速度はキャッシュヒットしたときくらいしか変わらない。
高速なSSD(低速なSSDではだめ)ならば、それなりの効果はあるかもしれない。
USB3は効果のある機器が出始めている。
フラッシュメモリが中心だが、
DVD-ROMドライブなども、拡張された電力を利用することで補助電源不要の機器も増えた。
時代はHDMIが夢で見せてくれた(現実にはならなかった)「ケーブル一本」の時代に
近づいているのかもしれない。
スポンサーサイト
- 2010/02/15(月) 13:28:37|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0