私は、高校時代から音楽を持ち歩いている。
最初はウォークマンだった。
ソニータイマー内蔵のすごいやつだった。
ちょうど1年と8日で壊れたのを覚えている。
しばらくしてMDが出た。
録音できるごついのを持ち歩いていた。
MDの時代は結構長かった。
その次は、HDD内蔵のものだった。
クリエイティブラボの比較的小型のものと、初期のiPodだった。
ここまでの時代の製品には致命的な問題があった。
ヘッドホンの音にどうしてもモータのノイズが混入すること
テープの時代はホワイトノイズと磁性体ノイズも入っていた。
そして、デジタル製品は圧縮技術の影響で期待した音が出ない。
その後、iPod nanoを買ったが、音には満足していなかった。
特に、ノイズキャンセリングヘッドホンを使用すると音が極端にやせる。
しかし、それは、携帯音楽デバイスの限界なのだと勝手に思い込んでいた。
私は重低音が好きではない。
音楽において重低音機構は特定の音を無理矢理分離増幅するため、音全体のバランスが崩れる。
どうしても重低音にしたいなら、低音の楽器だけ別取りして異なるチャンネルで再生するべきだ。
5.1チャンネルや7.1チャンネルはそういった考えを元にしていると思っているが・・・
重低音の強調はやせた音をふくらませる役には立たない。
ヘッドホン難聴の助長にはつながるかもしれないが・・・
そんな私を驚かせた製品があった。
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最近まで私は、iPod nanoにVictorのHP-FX500を付けていた。
納得のいく音質ではなかったがこんなものかと思っていた。
Apple純正ヘッドフォンはDS用としても力不足な粗悪品なので使うことはほとんどない。
他のヘッドフォンを忘れてしまった時くらいだ。
しかし、ある日、SONYのNetWalkManNW-X1060を衝動買いした。
付属のヘッドフォンで30時間ほどエージングして聞いてみた。
びっくりした。
電車の中でのことである。
楽器の違いが聞き取れるのだ。
歌も、歌手がどれくらい感情を込めて歌っているのか聞き取れる。
iPodとは比較にならない優れた音質!!
HP-FX500と釣り合う携帯音楽プレイヤーだ。
ノイズキャンセリング機能をオンにすると小さい音でノイズがのるが、
これはノイズキャンセリングヘッドホンで出ない機種はない。
ノイズキャンセリング機能を有効にするような場所では気にならないし、
音楽を聴いているときは完全に隠れてしまう。
確かに高価な機械ではあるが、価値のある買い物だった。
しかし、難点もあった。
今まで聞いていた比較的気に入っていた歌手の歌の、歌唱力の無さが浮き彫りになってさみしかったことだ(^^;
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テーマ:日記・日誌 - ジャンル:コンピュータ
- 2009/07/28(火) 12:49:32|
- 音楽を持ち歩く
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