いま、日本国内ではマスクの売り切れが多発している。
私が疑問に思っているのは、みんなマスクにどのような効果を期待しているのだろうということだ。
簡易検査が、検疫においてザルだったように、マスクは感染ルートの一つを遮断する機能しかない。
外部からの防御に関するそれは、装着中に空気中を浮遊するウィルスの大半を呼吸という行為によって吸引することを防御するという効果しかない。
本来、空気中に漂うウィルスの浮遊期間は短く、すぐにどこかに着地する。
それは、重力だけでなく、静電気などの影響も受けるため、垂直の壁であっても付着し、クーラーの効いたエリアであれば8時間程度感染力を維持する。
つまり、感染ルートの大半は手に付着したウィルスを食事やおやつなどで口に運ぶことによる感染である。
マスクは、感染者と対面でくしゃみをかけられた場合位しか効果がない上に、くしゃみによる攻撃を受けた場合、目の粘膜からの感染も防がなければならない。唾液などの飛沫は空気中よりも目の粘膜への直接到達の方がウィルス個体数は遙かに多い。
「おまえはマスクをしていないのか?」って?
している。
しかしそれは、今現在、私はのどを痛めており、他者への感染を防ぐためである。
つまり、自衛手段としてのマスクではない。
のどを痛めているとき、マスクは適度な湿度をのどにもたらす。
そのおかげでのどの痛みが和らぐ。
さらに、咳などでタンが不用意に飛散するのを防いでくれる。
この絶大な効果を知らない方は多いかもしれない。
そのため、私はマスクが手に入りにくいことに大変腹を立てている。
なぜ世の人々は意味のない行為によって私の通常の活動を阻害するのか?
インフルエンザにかかったかもしれない人こそ、マスクをし、手洗いしていただきたい。
その行為が、感染拡大を防ぐのだ。
P.S.
何を根拠に簡易検査がザルだといっているのか?
それは、通常、A香港型やAソ連型でも簡易検査で陽性になるためには発症してからある程度時間が経過している必要があるのだ。
私の行きつけの病院では、症状が軽い場合、翌日以降に再来院を求めて症状が進行してから検査するほどだ。
さらに、日本を含む全世界で、新型インフルエンザが簡易検査で反応しにくい傾向が指摘されている。
アメリカなどでも遺伝子検査で陽性だった人のうち2割以上は簡易検査で陰性だったことがわかっている。
おわかりだろうか?
日本の検査方針は根本的に間違っているのだ。
おそらく、日本国内のほんとうの感染者はもっと遙かに多いのだ。
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テーマ:日記・日誌 - ジャンル:コンピュータ
- 2009/05/22(金) 22:52:02|
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