私は、今、かなり強力なパスを使ってWindows7に”QuerySuspend”の復活を提案している。
そのパスも再三にわたって提案しているらしい。
しかし、今日現在、残念な回答が来た。
「復活は検討されていないらしい。」
実は、この問題は、モバイル環境で業務を行う際に大きな影響がある。
現在、WindowsXPで作成されているモバイルの業務はQuerySuspendイベントを使って
ユーザの故意の操作によるスリープを延期させることができた。
これは、たとえば、データ送信中やデータ同期中にふいに切断され、
データの不整合を起こす可能性を減らすために使われている。
しかし、WindowsVistaではこの機能が削除され、スリープや休止状態に落ちることを阻止できなくなった。
もちろん延期もできない。
そのため、WillcomD4では、スリープやサスペンドに落ちる際に回線切断を行うことができず、
Windows内部で接続と切断のステータスが正常に保持されずリダイヤルできなくなってしまうのだ。
これは、モデムを抜き差ししても治らない。Windowsを再起動するはめになる。
このような事象はモバイル環境に特化して発生するだろう。
Windows Vistaはそれでも、Suspendイベント(サスペンドしますよという通知)から落ちるまでに多少時間があった。
その間にいかに処理するか必死で検討すればなんとかなるケースもあったのだ。
Windows7はこの時間が素晴らしく短縮された。軽さの賜物だろうが致命的だ。
多くの場合致命的なデータ欠陥を伴うため、運用変更や様々な人的対策によって回避する必要があり、明確な解決策が存在しないために、結果としてWindowsXPに戻す決断に迫られるだろう。
しかも、Windows 7はWindows Vistaに対してモバイル環境に特化した展開を期待されているにもかかわらず、結果として使い勝手の悪い、貴重なバッテリーを無駄に浪費させられるOSとなる可能性が大きいのだ。
Microsoftは、これらの問題を”SetThreadExecutionState APIを利用することによって対応可能”だとのたまったらしい。
できるならやってみろ、ソースコードを書いて公開してくれ。
みんなで笑い物にしてやる。
OSを作っている企業のくせに勉強不足も甚だしい。
Vistaが重くてモバイル環境でほとんど使われていないからどんな問題を内在しているのかを認識できていないらしい。
腹立たしい限りである。
もう一度再考するようにごり押ししてもらっているがどうなるか・・・
私は、おそらく世界でも珍しいWindows Vista大好き人間だが、
この調子なら、私もWindowsXPが良いと言い出すことになるだろう。
モバイル限定ではあるが・・・
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テーマ:モバイルライフ - ジャンル:コンピュータ
- 2009/02/25(水) 19:49:22|
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