050Plusについては、FAXの使用で問題があってなかなか書けなかった。
でも、この問題もたぶん解決したので、次回こそは書きたい。
さて、最近、人工知能が花盛りで、ITの専門家としての私に結構質問が来る。
興味に基づいた質問で一番多いのが
「AIが自我を持って悪さしてきたりしないの?」
というものだ。
結論から言うと、
「少なくとも、AIが自我を持ったということを人類は知りえないし、今のところAIが自我を持っても悪さはできない。」
なぜ?と思うかもしれない。
そもそも、AIが自我を持っているかどうか人類には判断できない。
人類の定義にそもそも「自我とは何か」というものが客観的に存在していないからだ。
定義がない以上、判断はできない。
人類が知りえないというのは、以下のような理由による。
今のAIの使われ方は「特定の判断」を行うための道具として使われている。
このことは、(おそらく)将来的にも大きな変化はないと思う。
AIは「特定の判断」のために「制限された情報」が与えられ、「制限された回答」を返す。
この「制限された回答」は、自我があるか判断するだけの情報を持たない。
よく、「それは専用AIだからで、汎用AIは違うんじゃ?」という突っ込みを入れてくる人がいる。
しかし、この認識は間違いで、出力が制限されている限りにおいては、汎用AIであっても違いはない。
人間以上に何でもできる体(自己修復可能で入力情報も豊富ということも含めて)と通信能力(新しい通信インターフェースやドライバを自分で作れるということも含めて)を持ったとして、時間が無制限にあれば話は変わってくるだろう。
今のところは、そんな心配はない。
もしかしたら、今のAIにも(定義によっては)自我があるのかもしれない。
でも、そんなことはだれにもわかりえないのだ。
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- 2018/10/04(木) 13:27:00|
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