そう言えば、どっかの国のなんかの大臣が、
「マイナンバーは、最新鋭のファイアウォールに護られていて漏洩はありません。」
みたいな発言をしていたけど、これって、とんちんかんな回答だよねぇ。
「マイナンバーは、政府しか持っていなくて、他の何処にも存在していません。活用もしないので漏れません。」
っていってるのかな?
どんな(マイナンバーのような)IDも、情報同士を連結させるためにキーとして存在しているわけで、
活用すればするほど、情報が保存される場所は増えていくわけです。
保存される場所が増えれば当然、情報漏洩のリスクは、級数的に増大していくわけで、
「漏洩しません」
では無くて、
「漏洩しても・・・のような対策をしているので大丈夫です。」
でなければいけないわけです。
しかし、実際、マイナンバーは人を雇っている全ての企業・組織・団体が「個人情報と連結させて」管理する必要があるわけで、
中小企業などから漏れた場合の対処なども必要になります。
もう、端から「どっから漏れてもおかしくない」状態で運用が開始されるわけです。
「漏らしたら罰則があるので大丈夫」
とか言う人が居たら、笑うしか無いのですが、
仮に、「漏らした企業・団体・組織は、即解散して貰います。」
と言う罰則をつけたとしても、漏れるときは漏れるわけです。
今回の件「年金情報の漏洩問題」なんかは、端的な例でしょう。
政府にまともなセキュリティを論じられる人が居ないことは大臣の答弁から判るとして、
実際に導入作業している人が、「セキュリティ専門家の意見を聞いたとしても」、
セキュリティの考え方の基本も知らずにシステムの設計や情報収集の設計を行っているのだとしたら、
あるいは、中小企業の現場を知らずにシステムの設計や情報収集の設計を行っているのだとしたら、
とんでもなく暗い未来が待っているような気がします。
そうならないように切に願います。
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- 2015/06/10(水) 12:02:26|
- お篭り部屋構築日記+愚痴
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