Apple社は、「MACやiPhone、iPadは安全でウイルス対策の必要はない!!」
という、根拠のない宣伝を打つことが多い。
しかし、実際にはMACにも多くのウイルスが存在していて、
実際、今も、10万台を超えるMACが特定の一種類のウイルスに感染していて、
潜在的には、ほかのウイルスに感染している可能性も否定できない。
このウイルスはJavaの脆弱性を利用してWebページを閲覧するだけで感染(侵入)する。
件の脆弱性は、WindowsではMACに先立って修正されており、さほど問題になっていないが、
MACではWindowsに遅れて対応したため、いわゆる『ZeroDay攻撃』となってしまったものだ。
『ZeroDay攻撃』は、修正前の脆弱性をついた攻撃のことで、
Windowsの世界では、全攻撃のうち1%に満たない非常にまれな攻撃だ。
MACの世界では、この一つの脆弱性をついて60万台がたった一種類のウイルスに感染し、
2011年後半に発生したウイルスにもかかわらず、いまだに14万台が感染状態で放置されているらしい。
端末台数を考えると、驚異的な数値だ。
Windowsは、ウイルス対策をしている人が大多数なので、対策が開始されると急速に感染台数が減少する。
ウイルス定義ファイルが自動で更新されれば、最低限の対策は済んでしまうためだ。
しかし、MACは、Apple社が「安全」を売り物にしてしまっている関係で、
ウイルス対策している台数が極端に少ない。
そのため、セキュリティホールをふさぐ行為とウイルスを駆除する行為を能動的に行わない限り
対策されることがない。
また、このような状態を受けて、ウイルスを作成する側はこのウイルスの亜種を作り続けているようだ。
利用できる有用な脆弱性が大規模に放置されているのだから利用しない手はないということだ。
いい加減、MACユーザは考えを改めて、しっかりウイルス対策をしてほしいものだ。
こういったウイルスによるスパムメールやサイト攻撃で迷惑を被る私たちの苦労もわかってほしい。
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- 2012/04/20(金) 12:46:43|
- お篭り部屋構築日記+愚痴
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