いいのか悪いのかは別として反原発ムードが高まっている昨今ではあるが、
反原発を自負するある有名人が無茶苦茶なデマを流していたことが問題として取り上げられていた。
その内容というのが、簡単にいうと、
小学校5年生が福島第一原発の水素爆発の時に直接被爆で即死したというものだ。
ここで問題なのは、常識とちょっとした好奇心があればありえないことであるということが
わかるという点だ。
1.水素爆発は、水素と酸素の化学反応による爆発で、水爆の核融合ではない。
2.小学校5年生は生体としては大人と同じなので、即死には大人と同等の放射線が必要。
3.水素爆発の時、けがをした東電従業員は過度の放射線被ばくはしていない。
そもそも、中性子爆弾でもない限り、即死(数日以から数十日以内の死亡)するほどの
放射線を浴びるためには、メルトダウン中の原子炉の中にでもいない限りは困難だ。
健全な原子炉の中にはそんな放射線は存在しない。
この少年が、原子炉の中にでもいたのでなければ、付近の住人は、全員被曝していなければいけない。
死亡が一人だけというのはありえない。
少なくとも、原発の敷地内にいた東電の従業員は全滅だろう。
放射線は発生源から距離の2乗から3乗の速度で減衰するからだ。
当のデマを流した本人は、「99%デマ」「医学的にありえない」という忠告を無視して
「あり得る」と発言していたとか・・・・
まぁ、私は、反原発の人たちが根拠のない不安を煽ってで自滅する分には万々歳だ。
原発推進派ではないが、原発は必要だと思っているからね。
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- 2011/05/12(木) 12:52:56|
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