NECアクセステクニカから、Atermシリーズの新しいWiMAXモバイルルータが発売された。
モバイルWiMAXルータ AtermWM3500Rその最大の特徴は稼働時間の長さ。
3.7V 2500mAhのバッテリーで最大連続8時間の稼働時間がある。
単純計算で1.2A未満の消費電力ということになる。
これは、USB WiMAXデータカードの1.5A~2Aという消費電力に対して、
無線LANの消費電力を加えてもはるかに勝っているということを意味している。
NECは、新しいWiMAXチップを開発したのかしら。
低消費電力のWiMAXチップは業界全体の課題であるといっても過言ではない。
WiMAXはそれほど電力を食う。
現在、PC内蔵のWiMAXモジュールの主流であるIntel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250は、消費電力が大きい。
しかし、NECのこのスペックなら、USB一本かPCIe一本でも十分に電力が足りることになる。
そうすれば、6250と違って、WiMAXとWiFiを同時利用できるWiMAX-WiFiカードを作れるかもしれない。
作らないかなぁ・・・・。
ちなみに、Intel Centrino Advanced-N + WiMAX 6250では、
WiMAX部分をPCIe経由のUSBハブ接続で動作させている。
一方、WiFiはPCIe直付けなので同時使用できそうなものだが、
おそらく、電源供給がPCIe一本なので電力不足で同時利用できない。
しかも、この設計、専用の回路設計を要求するはず。
ユーザとしては、あまりうれしくない仕様なのだ。
まぁ、今後の業界の動向を要チェックだね。
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- 2010/11/11(木) 11:06:19|
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