パソコンのCPUを選んでみようと考えていたら、単純な質問を受けた。
「パソコンのCPUって、クロック数とコア数で選んじゃっていいの?」
うん。一般的にはその通り。
パソコンのCPUは、IntelとAMDが主流で、どちらもIntel互換(64bit仕様はAMD互換)だ。
なので、IntelとAMDでは、基本的にクロック数とコア数で選んで問題ない。
ソフトウェアの互換性も、特に問題があるとの報告は無い。
(そのほかのメーカーのCPUは様々な問題や注意点があるので、ここでは議論しない)
しかし、厳密にはいろいろと注意点がある。
厳密な評価を行うと、(現時点では、一般的に)以下の特徴があるといわれている。
・1コア当たりの処理能力は、Intelが高い
・1コア当たりの消費電力は、Intelが高い
・コア数あたりの単価は、Intelが高い
・内蔵グラフィックコアの性能は、AMDが高い
などなど
しかし、もっと大きな問題がある。
CPUコアの得意不得意問題だ。
同じ命令を処理するにしても、IntelとAMDの設計は全く違う。
AMDがIntelの特許や著作権などを可能な限り侵害しないように作られているため、命令の処理方法が根本的に異なるためだ。
つまり、ベンチマークソフトに何を使うかによってどちらのCPUが高得点を取るかという点で違いが生じる。
また、周辺機器によってもドライバーとの相性などによって性能が変わることを意味している。
・・・さんざん悩んだ挙句、結論を出した。
自分が満足する性能が出れば、どっちでもいいじゃないか。
・・・では(^^;/~~~
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- 2019/12/26(木) 18:46:00|
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どっかの官公庁で廃棄したHDDを転売されて情報漏えいしたって話題になっていますが、対策としてHDDを破壊するみたいな謎議論が行われているようですね。
その議論だと、
「すべてのサービスはオンプレミスで自前のデータセンターにおいて、HDDを保守交換した際も物理的に破壊しないと持ち出させない。」
という、いまどきではない対策を講じることになります。
SaaSやPaas等、クラウドは一切使えなくなるわけですね。
私の会社では、かなり前からHDDは持ち出されることを前提のシステム開発をしています。
端末の運用も同様ですね。
何をしているかというと、暗号化です。
端末やファイルサーバはハードディスク暗号化。
システムはデータベース暗号化。
万全とは言えませんが、何が入っているかわからないHDDの中身を時間をかけて復号しようという酔狂な人はそうそういないので、十分な対策です。
マイクロソフトのOffice365のExchangeサーバのサービスなどは、ハードディスクの暗号化とデータベースの暗号化を両方行っているらしいですよ。
そうすることで、ハードウェア保守員からOS以上を守れ、OS保守員からデータを守れるという発想だそうです。
いまどきでは、最もハードルの低い対策じゃないですかね。
- 2019/12/09(月) 18:25:00|
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ネットの記事を見ていて、
「今の『量子に焼きなまし法』の量子コンピュータには巡回セールスマン問題が解けない。」
という記事がありました。
実際、解けるか解けないかで言ったら、解けるはずです。
でも、巡回セールスマン問題は本物の量子コンピュータでも得意ではないはずです。
従来型コンピュータよりも早く解けるかも疑問です。
最大の理由は、「巡回セールスマン問題には、ヒントが少なすぎる。」から。
私の理解が間違っているかもしれませんが、量子コンピュータは、たとえば、
「f(x,y)という方程式で、xとyが取りうる値を量子ビットで表現できる場合に、
f(x,y)=Z (Zはあらかじめ分かっている値、定数)
となるx,yが存在するか?」
という問題が得意です。
従来のコンピュータは、
「総当たりで計算していって一致したら教えるね」
という感じなのに対して、
量子コンピュータは一回の計算で
「たぶんある。これくらいの可能性である。」
と答えてくれる感じです。
なので、巡回セールスマン問題でも、「この時間内に帰ってこれる経路はあるかな?」といった問題なら、有限の試行回数で解を比較的早く出せると思います。
但し、制約事項の複雑さによって得意不得意が出ると思います。
必要な量子ビット数も爆発的に増えますし・・・
まぁ実際には、アルゴリズムの考え方が全く違うのでこんなに簡単な話ではないのですが、ざっくり間違っていないと思います。
では(^^)/~~~~~
- 2019/12/03(火) 18:34:00|
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