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くわぽんのつれづれ日記

思うが侭、つれづれに書いています。ほぼ、毎日更新中!!

量子コンピュータも巡回セールスマン問題は得意ではない?!

ネットの記事を見ていて、
「今の『量子に焼きなまし法』の量子コンピュータには巡回セールスマン問題が解けない。」
という記事がありました。

実際、解けるか解けないかで言ったら、解けるはずです。
でも、巡回セールスマン問題は本物の量子コンピュータでも得意ではないはずです。
従来型コンピュータよりも早く解けるかも疑問です。

最大の理由は、「巡回セールスマン問題には、ヒントが少なすぎる。」から。

私の理解が間違っているかもしれませんが、量子コンピュータは、たとえば、

「f(x,y)という方程式で、xとyが取りうる値を量子ビットで表現できる場合に、
 f(x,y)=Z (Zはあらかじめ分かっている値、定数)
 となるx,yが存在するか?」

という問題が得意です。

従来のコンピュータは、
「総当たりで計算していって一致したら教えるね」
という感じなのに対して、
量子コンピュータは一回の計算で
「たぶんある。これくらいの可能性である。」
と答えてくれる感じです。

なので、巡回セールスマン問題でも、「この時間内に帰ってこれる経路はあるかな?」といった問題なら、有限の試行回数で解を比較的早く出せると思います。
但し、制約事項の複雑さによって得意不得意が出ると思います。
必要な量子ビット数も爆発的に増えますし・・・

まぁ実際には、アルゴリズムの考え方が全く違うのでこんなに簡単な話ではないのですが、ざっくり間違っていないと思います。

では(^^)/~~~~~
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  1. 2019/12/03(火) 18:34:00|
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EMOTETがWormに進化したようですね

EMOTETというトロイの木馬型MalWareがありますが、この一週間以内で感染力を強めているようです。

もともと、EMOTETは、ばら撒き型スパムメールにTrickBotというMicrosoft WordのDOCファイルやMicrosoft ExcelのXLSファイルのマクロウイルスやJavaScriptファイルが添付されてきて、そのファイルを開いて「コンテンツの有効化」などを行ってマクロやスクリプトを実行してしまうと感染するものでした。

私が観測した範囲では、先々週末頃から既存のメールの返信を偽装した(実際の送信者が異なる)メールが出始めました。
偽装された発信元は、シンガポールなど英語圏の海外がほとんどでした。添付ファイルも英語です。
確認したところ、「偽装された送信元のPCからウイルスが検出されて駆除した」という情報も入ってきました。
EMOTETはバックドアの機能を持っていますので、メールサーバの情報やメールそのものを盗まれたものと判断しました。

先週から、送信元が偽装で無い返信メールにTrickBotが添付されているケースが増えてきました。
徐々にメールの返信文面も日本語が入ってくるようになってきました。
このメールは、感染中のPCのメールクライアントを乗っ取って自動で返信しているか、メールサーバにログインして直接メールに返信している可能性があります。

実際にやり取りされているメールへの返信ですから、開いたり実行ししまったりする可能性はどうしても高くなるわけですね。

この時点で、EMOTETは「トロイの木馬」ではなく「Worm(ワーム)」という(自己感染能力を持つ)ウイルスになった可能性が高いわけです。


さて、有効な対策ですが、拡張子「DOC」や「XLS」を禁止・ブロックして、「DOCX」、「XLSX」を使いようにすることが有効です。

厄介な時代になりましたね。
  1. 2019/11/27(水) 18:27:00|
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「フリー Wi-Fi は盗聴が怖いから VPN を使う。」の落とし穴

フリー Wi-Fi は盗聴が怖いというのはよく聞く話ですね。
WPA2では、SSID や Key がわかっていれば、エリア内にいるだけで盗聴が可能です。

でも、実際は、Web閲覧をする分にはSSLに対応したページが多くなっているので、危険性はかなり低いです。
どのWebサーバを見に行っているかは盗聴可能ですが、どのページを見ているかは盗聴できないのが一般的です。

あえて、一般的と言っているのは、Wi-Fi のアクセスポイントが、透過型Proxyを悪用してSSLを解読できるように細工している可能性があるからです。
でも、この場合、Wi-Fi のアクセスポイントやインターネット回線まで準備する必要があり、そういった不正目的の Wi-Fi アクセスポイントにアクセスしない限り問題ないとも言えます。
この時、SSID や Key は公開情報なので成りすましが可能です。SSID で不正なアクセスポイントかの判断はできません。


さて、Wi-Fi アクセスポイント付近での盗聴を防ぐ方法の一つに VPN を使うという方法があります。
VPN は、通信元のクライアント(スマートフォンやPC)とVPN サーバ間の通信を暗号化されたトンネルでつなぐことで、通信元のクライアントとVPN サーバ間での盗聴を困難にする技術です。

この方法で、Wi-Fi アクセスポイント付近での盗聴は困難になります。
しかし、この方法には大きな落とし穴があります。

それは、VPN ではすべての通信が VPN サーバを経由するため、VPN サーバ付近では盗聴が可能であるということです。

「いや、そんな心配ないでしょ」と考える人もいるかもしれませんが、実際に、被害が発生しています。

VPN サーバを自前で立てている場合は問題ありません。

しかし、AppStore や Google Play で VPN ソフトを探してインストールした場合には注意が必要です。
盗聴目的としか思えない VPN サービスが存在しているからです。
無償のサービスはもとより、有償でも安心できないことに注意してください。
また、先ほど紹介した「透過型Proxy」機能を悪用して SSL を解読されてしまうと、SSL のサイトでも、内容は全て読み取ることが可能です。Wi-Fi の盗聴と違い、現地にいる必要がないので非常に簡単に実現可能ですし、ほぼすべてのインターネットサービス(twitter、Facebook、メール、その他さまざま)を盗聴可能です。

ということで、 VPN サービスを使うときは、サービス事業者が本当に信用できるかを慎重に調べる必要があります。

注意してインターネットを楽しんだり仕事をしたりしましょう。

では (^o^)/~~~~~
  1. 2019/09/13(金) 18:36:00|
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ウイルス対策って「Windows Defender」だけじゃだねなの?

よく聞く議論ですね。
よく聞かれる質問でもあります。

Windows Defenderは、Windows10の一機能として提供されているウイルス対策機能の一部ですが、ブラックリスト型のウイルス対策としてはとても優秀な部類に入ります。

ですが、利用者の考え方やスキルによっては不十分なセキュリティ対策といわざるを得なくなります。

Windows10は、ざまざまなセキュリティ機能が実装されており、その一部がウイルス対策機能として機能します。

たとえば、「Smart Screen」という機能があります。
安全でない可能性のあるWebアクセスや実行形式ファイルのダウンロードなどをラベル付けする機能といえばいいかもしれません。

これらの機能を一通り理解して使う分には、Windows10のセキュリティ機能は十分な性能を持っているといっていいと思います。

しかし、なぜ安全でないと判断されたのかなど十分な情報が提供されなかったり、既定値では過去のログが記録されなかったり、考え方によっては不親切です。


サードパーティ製のセキュリティソフトやセキュリティサービスはこの点を補完する機能を多かれ少なかれ持っています。

ブラックリスト型のウイルス対策ソフトを使う分には、(最低限クリアすべき基準はありますが)検知率はあまり気にする必要がないと思います。

今日現在のウイルスは、ばら撒かれ始めてから数分から数十分で感染し情報を盗み出すため、ブラックリスト型ウイルス対策ソフトではほとんど対策になりません。

なので、そのほかの防御機能がいかに充実しているか、そこがポイントになります。


どの製品が自分のパソコンの使い方に合っているかは、体験版で体験して決めるべきでしょう。


カスペルスキー、ESET、TrendMicro程度は試した方がいいでしょうね。

ネットに接続していないと進化を発揮しないウイルス対策ソフトも多いので、ほとんどオフラインで使いという人は、TrendMicroなどの常時ネット接続を前提にした製品は向かないかもしれません。

フリーソフトのウイルス対策ソフトを使うくらいなら、Windows Defenderの方が安心して使えると思います。

そんな感じでしょうか。
  1. 2019/08/19(月) 18:54:00|
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7Pay不正利用の調査ってどういうことをするの?

飲み屋で7Payの話をしたら盛り上がって、どんな調査をしたんだろうという話になりました。
公開されている情報だけだとセキュリティをかじった人間からすれば、「本当に調査したの?対策は?本当にできているの?」という内容なのですが・・・

少なくも、パスワードリスト攻撃に対する対策は「全員のパスワードの強制リセット」ではないということは、セキュリティ業界では常識です。
「悪用が確認されたアカウントのロック&パスワード変更の依頼」のはずなので、「全員のパスワードの強制リセット」を行ったということは、「悪用されたアカウントを自力では特定できなかった」と言っているようなもので、「傷口を広げる」行為だと言えるでしょう。


話はもどって、調査のやり方です。
ここでは、サーバ側の調査のことですね。
一般的に、コンピュータで犯罪行為が行われた際の調査のことを「フォレンジック」といいます。
日本語では「鑑識」といいます。
警察がよくやっている鑑識です。

ここで話をするのは、あくまで一般論だし、語り始めると本が一冊二冊かけるので、入口のところと大事な考え方について書きたいと思います。


まずは、パスワードリスト攻撃に関する調査です。

一般的にパスワードリスト攻撃は、
・特定の通信元(IPアドレス)から、複数のアカウント・パスワードの組み合わせで認証を試みる行為
です。

なので、WebアクセスログというWebサーバに記録されているログを使います。

金銭を扱うサイトでは、パスワードリスト攻撃はほぼリアルタイム(攻撃と同時に)知得する仕組みを構築するのが常識ですが、詳細の調査はやはり、Webアクセスログを使います。
この時、認証ログ(ログインの成功・失敗を記録したもの)やデータベースアクセスログ(データベースに行われた問い合わせや書き込みを記録したもの)などを併用して調査します。

私の経験では、まともなログを記録しているシステムであれば、この調査はそんなに時間がかかりません。


次に、悪用に関する調査ですが、悪用が確認されている場合真っ先に行うことがあります。

それは、証拠保全です。

外部からの悪用の場合、外部との接続を絶ち、悪用された状態の完全な状態を改ざんができない状態で保持します。
この証拠保全が十分に行われていないと、裁判になったときに証拠として認められない可能性があります。

証拠保全を行ったら保全された情報は直接触らず、複製を取って調査作業を行います。
この際に重要なのは、「時系列」です。
「時系列」は行われた「悪用」を時間順に並べて矛盾のない「物語」を構築していくのに重要です。

調査結果として出てくるのは、この「矛盾のない物語」です。

ここで矛盾があると裁判で確実に負けます。
犯罪を立証できなくなるからです。


では、7Payの事例では、この「矛盾のない物語」が語られているでしょうか。
残念ながら「No」です。

Twitterで「他では使っていない最大の長さのパスワードを使った。チャージ用も異なるパスワードだった。」という証言に対して、反証を提示できていません。

また、記者会見でも「チャージ用パスワードを認証用パスワードと同じにしている人が多くいた」という趣旨の発言をしていますが、矛盾のない物語としては、「悪用されたアカウント全てについて認証用パスワードとチャージ用パスワードが同じであることが確認できている。」と回答できる必要があります。


まぁ、セキュリティをかじっている人なら、7Payの記者会見は「全くの時間の無駄」であったと言えるでしょう。

いまだに、Omni7には未知だが悪用されている脆弱性が潜んでいる可能性があり、パスワードリセットは「さらなる情報漏えい」につながる可能性もあると考えています。

Omni7を安心して使えるようにちゃんとした調査をしてほしいものだと思います。
  1. 2019/08/16(金) 19:36:00|
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